当院は『0次医療』と『4次医療』を専門分野としています。
予防をメインとした、怪我や病気にならないための『0次医療』
医療制度が見放しても最期まで付き合う『4次医療』
関節拘縮専門外来は『4次医療』に特化しています。
通常、4次医療は『がんの終末期』で『もうできることはありません』と言った状況で使われる言葉ですが、今回の場合は病院での治療が完了しても尚、症状や機能障害が持続して日常生活に支障があるというケースを想定しています。
一般的に医療が必要なステージは『1次医療』『2次医療』『3次医療』とされています。
それぞれの『◯次医療』について簡単に説明していきます。
1次医療(プライマリケア)
通常みられる病気や外傷などの治療のみでなく、疾病予防や健康管理など、地域に密着した保健・医療・福祉にいたる包括的な医療のこと。主に地域の診療所や病院が担っています。
2次医療
入院医療や専門外来医療を提供するもので、診療所や他の医療機関と連携して機能します。主に地域の中核病院が担っています。
3次医療
特殊・先進的な医療に対応する高度・専門的な医療のこと。主に特殊機能病院や大規模病院などが担っています。
怪我や病気になった時は、概ねこれらの1次~3次医療において治療を受けることになります。
しかしながら、日々のセルフケアや病気や怪我をしないための積極的な予防措置に関しては専門とする医療機関が少なく、多くの方は何かしら問題が発生してから、医療機関を受診することになります。
また、1次~3次医療を経由して尚も、症状が遺存したり、理想とする状態になっていなかったり、それらの方々の受け皿が少ないのが現状です。
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