どれぐらい可動域があれば衣服の着脱が可能か?
日常生活動作と可動域の関係
可動域には『正常可動域』と『機能的可動域』の2つがあります。
『正常可動域』とは、解剖学的に構造上可能な可動域を意味しており、『機能的可動域』とは、日常生活動作(ADL動作)を達成可能な可動域を意味しています。
いずれも重要な要素ですが、可動域が小さいからといって、必ずしも日常生活が行えないということにはなりません。ただし、不便は感じるでしょう。
『機能的可動域』の計算方法は、『正常可動域(完全可動域)』の1/3から半分程度とされています。
袖に腕を通すにはどれぐらいの可動域が必要か?
研究では、70°とされています。
70°というのは、水平よりやや下ぐらいのイメージです。
案外、可動域は小さくても大丈夫という印象を受けますが、棚の上に乗っているものを手で掴むなどの動作は困難でしょう。
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