腰痛は腰椎が原因か?
整形外科疾患 過剰運動症候群
引用)難病情報センター
全身の復数関節の過可動性を来たす症候群
変形や不安定性による機能障害を来たす
関節痛や機能障害に至る重症例の頻度は極めて少なく、正確な罹患率も不明
しかしながら
関節の過剰運動は、どんな人にも起こり得る状態だと考えています。
脊中(頚椎・胸椎・腰椎・仙骨)にはそれぞれの関節で可動域が決まっています
例えば、脊中の
屈曲可動域は、頚椎60°、胸椎40°、腰椎50°
伸展可動域は、頚椎50°、胸椎20°、腰椎15°
です。
何かしらの原因によって、例えば胸椎の可動域が著しく制限された場合、脊中全体としての可動域を維持するために、別の椎体関節(頚椎や腰椎)が過剰に可動域を発生させることが考えられます。
例えば患者さんの中に腰痛を訴える方がおられる場合、
腰椎だけを診るのではなく、脊中全体をしっかりと診て、腰椎周辺に疼痛が生じる原因や理由を判断しなければなりません。
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